2019/05/02

株主優待クロス取引(クロス取り、つなぎ売り、タダ取り)とは?具体的にやる方法まで徹底解説!!

 

株主優待クロス取引(つなぎ売り・タダ取り)とは、

証券会社に支払う取引手数料のみで株主優待を取得できる取引方法

のことをいいます。

ほとんどリスクなしで!


例えば、

ディズニーランドに1000円~2000円程度で行くこともできちゃうんですヽ(*´∀`)ノ


詳しくわかりやすく、初心者の方でもわかるように一つ一つ説明していきますので、頑張ってついてきてくださいね♪


まず、この記事で株主優待クロス取引の威力を見てください。


良いですよね^ ^こんなのは、ほんの一例です。

株主優待クロス取引で具体的にやること

1 権利付き最終日より前に、同じ銘柄の現物株の購入と信用売りを同時にする

2 権利落ち日に現渡で決済する

やることはたったこれだけです!




しかし、株の取引をしたことがない人は全く意味がわかりませんよね…


大丈夫です!一つずつ理解していきましょう。

まず、株主優待とは?

自分の会社の株を買って応援してくれている株主さんにお礼の品を渡してくれている

と思ってください。


上場している会社の株を購入するとその会社の株主になれますが、その株主になると

1 配当金を受け取る権利

2 株主優待を受け取る権利(株主優待を設定している会社に限る)

3 議決権を行使する権利

の3つの権利がもらえるんです。



その株主優待をもらうには、

株主優待を設定している会社の株を購入して持っていること

が必要なんです。

ずっとその会社の株を保有していないとダメなの??



そんなことないんです!


ちょっと難しい書き方になっちゃいますが、

株主優待がもらえる権利が決まる日(権利付き最終日)にその会社の株を保有していること

が必要です。



その株をずっと持っていなければ株主優待がもらえないわけではなく、極端な話

権利付き確定日だけその会社の株を保有して、その翌日(権利落ち日)に売却したとしても株主優待はもらえるのです!!



単純な例

3月と9月に株主優待を設定している、みなさん大好きディズニーリゾートの運営会社「オリエンタルランド」は3月でしたら約65万円で株主優待をもらえる株数を保有することができます。(記事作成時)


1 オリエンタルランドの株を購入するのにSBI証券という証券会社を利用すると525円手数料がかかります。

2 また、翌日売却するのに同じく525円の手数料がかかります。


合計1050円の手数料がかかるのですが、オリエンタルランドからもらえる株主優待は、

7400円相当の1デーパスポート

なんです!


たった1日だけオリエンタルランドの株を保有して、翌日売却すれば、約1050円でディズニーリゾートに入園することができることになります。


株主優待すごいじゃん!!

と思いますよね。

しかし、そう話は簡単ではありません。

(やっぱり)

この方法のリスクとは?

株価変動

というリスクがあります。


株価というのは、株式市場が開いている間は常に変化します。


例えば、

① 3月25日にオリエンタルランドの株を株を6500円で100株購入して、

② 3月26日に6400円で100株売却したとします。


これでもオリエンタルランドの株主優待券を1枚もらえるのですが、65万円で購入して、64万円で売却していますから1万円損していますよね。

7400円の株主優待をもらうために1万円使ってしまうのでは本末転倒ですよね。


このように株価が変動することで損をするリスクのことを

株価変動リスク

といいます。



この株価変動リスクがあるので、簡単には株主優待がもらえる権利がつく日に買って、翌日に売るという方法は上手くいかないことが多いです。


問題点は株価変動リスクのみといってもいいのですが、そう上手い話はないですよね………となるところ


この株価変動リスクなく株主優待を取得できる取引方法が

株主優待クロス取引(つなぎ売り、クロス取り、タダ取り)

なのです!!!!!



さあ、なんだかすごそうな株主優待クロス取引の本題に入っていきましょう!

この記事の冒頭に

1 権利付き最終日より前に、同じ銘柄の現物株の購入と信用売りを同時にする

と書いてある思いますが、株主になるためにはまず現物株を保有していないといけないので現物株を購入しますね。


信用売りというのは、その株を保有していないのに、株を証券会社から借りて株を売ることをことです。


株を持っていないのに株を売ることから


空売り(からうり)

ともいいます。


現物株を購入すると、

株価が上がると利益が出て、株価が下がると損をします。


信用売りをすると、逆に、

株価が下がると利益が出て、株価が上がると損を出るのです。


これを同時にすることで株価変動リスクをなくすことが可能なのです。



株主優待クロス取引の一例

株価が100円の銘柄を現物買いをして、同時に信用売りをしたとします。


翌日、株価が90円になったとすると、

現物買いをした方は、10円の損失

になりますが、


信用売りした方は、10円の利益

になるのです。


要するに、プラスマイナスゼロになるのです。


このように株価が上がろうが、下がろうがどちらでも利益も損失もでないのがクロス取引なのです。



現物株を購入して、現物株を売却したのでは、何も持ってなくなってしまって株主優待はもらえないので、信用売りをして現物株を残して株主優待をもらえる権利を取得しつつ、株価変動リスクを信用売りすることでなくしていることがおわかりになりましたでしょうか?

次に、

2 権利落ち日に現渡で決済する

とありますが、信用取引というのは証券会社から株を借りているのですから、最終的には株を返さないといけません。お金と同じですね。


信用売りをしたら通常は、反対売買といって、借りた株の数だけその株を買って返済します。


クロス取引したものを反対売買で返済すると

1 現物株の購入

2 信用売り

3 現物株の売却

4 信用売りの反対売買

と4つの取引をしなければならず、一つ一つの取引それぞれに手数料がかかります。



返済のもう一つの仕方が現渡という方法です。


現渡とは、自分がすでに持っている現物株で返済をすることです。

クロス取引したものを現渡しで返済すると

1 現物株の購入

2 信用売り

3 現渡

と3つの取引で済みますし、現渡は手数料不要ですので、早い話半分の手数料で済む優れものなのです!

ちょっとずつわかってきましたか?

なぜ権利落ち日に現渡するの?

賢い方ならクロス取引をして株価変動リスクがないなら

この状態をずっとしておけば、株主優待と配当金がリスクなく手に入るじゃん!!

と気づくかもしれません。


やはりそうは上手くはいかないんですよね〜。



信用売りするということは、証券会社から株を借りているのですから、お金と同じで借りると

金利を払わないといけない

んです。


だからずっと何も考えずに借りたままにしておくとこの金利分だけ損をしていくことになってしまいます。


あわせて信用取引には基本的に期限があって

6ヶ月以内に返済しなければいけない

と決まっています。




このような理由から権利落ち日にすぐ返済するという訳です。ナルホド

しかし、株主優待クロス取引にもリスクはないの?

じつはあります!!でも、限りなく、なくすことができます!!


逆日歩

というものがそのリスクです。


クロス取引するためには、信用売りをする必要があるわけですが、信用売りを大勢の人がすると、証券会社が貸すことのできる株がなくなってしまいます。

でも、注文が入れば、どこからか(株をいっぱい持っている株主とか)調達してくるしかありません。


証券会社がいろんな手段を駆使して株を調達してきてくれますが、株不足になればなるほど調達してくるのに多くの費用がかかってしまいます。


この株を調達するコストのことを

逆日歩

といいます。


この逆日歩がいくらかかるかは、取引をし終わってみないとわからないんです!

過去の高額逆日歩の例

湖池屋(こいけや)の1000円相当のポテトチップスをもらうために

3万2000円

の逆日歩がついたこともあるんです!!


おそろしいですよね…

先ほどまで書いた買う手数料と売る手数料と支払う金利とは

別に

この3万2000円支払うんですよ!(ヤッテラレナイ)



ちなみに、逆日歩がかかってしまって、6ヶ月以内に返さないといけない信用売りのことを

制度信用売り

と言います。


じゃあ、やっぱり株主優待クロス取引なんかやらない!ってなるところですが、この逆日歩がかからない信用売りが存在するんです!!!

逆日歩がかからない信用売りとは?

それは、

一般信用売り

というものです。


この一般信用売りを使って株主優待クロス取引をすれば、あらかじめ

株主優待を取得するのにかかるコストはいくらか?

取引する前にわかるようになります!



したがって、

この株主優待は3000円の商品券だけど、1000円の手数料で取得できるな!

と利益が出ることわかって取引することができるようになります!


すごいですよね!日本は貯金の文化で元本割れするリスクがある運用を嫌う傾向にありますから、この株主優待クロス取引はそんな日本人にピッタリな運用方法だと思います。



しかし、

一般信用売りができる証券会社は限られています。

2019年現在、一般信用売りができる証券会社は、

(1)SBI証券

(2)カブドットコム証券

(3)松井証券

(4)大和証券

(5)楽天証券

(6)GMOクリック証券

(7)SMBC日興証券

(8)マネックス証券


の8社です。

(赤字は、私が重要視している証券会社です)


一般信用売りを利用した株主優待クロス取引をしたければ、これらの証券会社の口座を開設しておかないとできませんのでご注意ください。



それでは、具体的な株主優待クロス取引のやり方を説明していきます。

株主優待クロス取引の具体的なやり方(SBI証券)

1 まず権利付き最終日までに一般信用売りをします

(1) SBI証券のホームページからログインします

(2) 「株主優待でさがす」をクリックします

(3) 権利確定月「4月」とつなぎ売り「一般売り」をクリックすると4月に一般信用でクロス取引できる銘柄がわかります

4月は、8銘柄しかありませんでした。


今回は、その中でもお茶で有名な「伊藤園」で説明していきます。


8銘柄の中に「伊藤園」ありますので、探してクリックしてください。

(4) 「信用売」をクリックします

(5) 赤色で示しているところをしっかり全部入力しましょう

「株数」、「成行(なりゆき)」、「一般(5日)」、「取引パスワード」、「注文確認画面へ」それぞれ入力してください。

①株数は、株主優待が取得できる株数を入力します。

②注文方法は、必ず「成行」を選んでください。

③信用取引区分も、必ず「一般(5日)」(2019年現在では「15日」)を選んでください。

ここで「制度(6ヶ月)」を選択すると逆日歩のかかるリスクが高い取引になってしまいます。

④最後に口座を開設した時に決めた「取引パスワード」を入力し、ちゃんと正しく注文できているか確認するために、一度「注文確認画面へ」をクリックします。

※慣れてきて確認が不要な場合は、「注文確認画面を省略」のチェックボックスに☑を入れて「注文発注」をクリックすれば、注文終了です。

(6) 注文が間違いないか確認して、「注文発注」をクリックすれば注文完了です

2 続いて現物買いをします

(1)銘柄選択まではさきほどと同じで、今度は現物買いをクリックします

(2)一般売りした同じ株数を入力し、「成行」注文にして取引パスワードを入力後、「注文確認画面へ」をクリック

(3)注文内容を確認し、「注文発注」をクリック

3 権利落ち日になったら現渡をします

(1)ログインしたら「ポートフォリオ」をクリック

(2)株式(信用)欄の取引種別「現渡」をクリック

(3)信用売りした株数を入力し、取引パスワードを入力したら「注文確認画面へ」をクリック

(4)内容を確認し、「注文発注」をクリックすれば全て終了です

具体的にやること

結局、やっていることは記事の始めの方に書いた

1 権利付き最終日までに一般信用売りと現物買いを同時にして

2 権利落ち日に現渡をする

だけなんですよね〜。


やり方はわかっていただけましたか?^ ^


画像を見ながらやっていただければ、どなたでもやっていただけると思います(´∀`*)

まとめ

1 株主優待クロス取引が優れた投資法であること

2 株主優待クロス取引の具体的なやり方

をそれぞれ解説していきました。


初めて株主優待クロス取引をする方は、このページをブックマークするなど、何度も確認できるようにしておくことをオススメします。

株主優待クロス取引を始めるには?

一般信用売りできる証券会社の口座を開設しておくことが必要です。

上の(1)〜(8)の

すべて口座開設するのが望ましいです。


でも、正直な話、8個全て口座開設するのはめんどくさいし、エネルギーも、思い切りもかなり必要になってきます。(私も徐々に増やしていきました)

最低でも(1)のSBI証券の口座は必ず作ることをオススメします。

この記事にSBI証券をオススメする理由とお金を増やしながら口座開設できる方法をご紹介していますので是非見てください。


株主優待クロス取引をやってみたい!!

と思っても、口座開設したばかりでは証券会社が信用売りするための信用口座を作らせてくれなかったりしますので、早めに口座開設しておくことが重要になってきます。


リンクの記事で説明していますが、

IPO投資

を始めながら信用口座の開設を申し込むのが間違いのないステップだと思います。


疑問・質問がございましたら、どんどんコメントをいただければお答えしていきたいと思います。

 

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Comment

  1. しまじい より:

    教えて下さい。

    質問1
    クロス取引に挑戦してみようと思っていますが、SBIで信用取引口座を開設して8月のクロス取引
    から始めようと思いますが、口座開設と共に保証金の拘束があるのでしょうか、拘束されるので
    あればと思い躊躇しています。

    質問2
    勉強していて疑問に思ったことは、一般的に株の売買を行えば約20%の税金が掛かりますよね、
    このことは一切触れてい無いようですが、クロス取引には掛からないと言うことでしょうか?

  2. ikm3150 より:

    しまじいさん、コメントありがとうございます。

    質問1
    保証金の拘束はありません。

    質問2
    クロス取引は、同じ価格で買って同じ価格で売っているので、利益は出ません。
    利益がでなければ課税されないので、税金はかからないと言っていいと思います。

  3. もんたん より:

    こんばんは。お世話になっております。ご存知かもしれませんが、3月1株優待についてです。
    キッザニアはご存知かと思いますが、3113 Oak、4792 山田コンサルグループもあります。
    念のため、情報共有させていただきました。

    • ikm3150 より:

      もんたんさん、重要なコメントをいただいておりましたのに、お返事をしておらず申し訳ありませんでした。

      かなり価値のある情報ですので、記事化して、読者の皆さまにも共有させていただきますね^ ^

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