返報性の原理とは?叱責だけでは人は動かない!~とらの人材育成失敗談~

皆さんおはようございます！とらです！

 

今日は、

とらがやらかした人材育成失敗談

っていう話をしたいと思います。

 

いろんなとこにお話を出してますが

私は今まで、のべ3000人ぐらいの人材育成に携わったことがあります。

 

仕事を通して、何度も何度も試行錯誤を繰り返して、最終的には、

私が育成した後輩や部下にも、

私に育成を任せてくれた上司にも、満足して共感してもらえるような

人材育成ができるようになりました。

 

でもその途中では、

私は、自分自身が残念な上司だったなあ。という経験もしてますので、

その話をしたいと思います。

 

昔のとらの人材育成

それは、私が人材育成に携わって

1年とちょっとくらいした頃ですね。

 

徐々に、当時担当している部下や後輩の人数を増やしていってもらって、

プロジェクトリーダーみたいなのを任せてもらえるようになっていました。

 

そうすると、200人とか、それくらいの単位で人材育成するようになったんですが、

プロジェクトリーダーを1回経験して、

2回目のプロジェクトリーダーを任された時のお話です。

 

その時はもう、どういうふうに部下や後輩が動いてくれれば、

会社の利益の最大化ができるかとか

会社が目指すような人材がどういうふうに動いてくれる人たちで

それによって会社が繁栄していくのかというのが

明確にわかっていました。

 

そういったことを、どういうふうに浸透させるかという状況でした。

その時の私は、どういう風に部下と関わったかっていうと

立場を利用して、パワーで言うことを聞かせようとしてました。

 

普通にやってくれている仕事は一切評価せずに

できてない部分を見つけては叱責して、言うことを聞かせていました。

 

厳しく指導して、

「もうこりごり」と思わせて、

もうそんな思いはしたくないから、気をつけてやって行っていく。

 

こんなふうに、行動を見直させるというような育成方針でした。

私が厳しく指導する機会も増えるもんですから、

徐々にミス自体は減ってきました。

 

でもそれに比例して、

チームの活力や元気・笑顔っていうのも、なくなっていたと思います。

 

また、私がいるところではしっかり働くんですが、

私がいないところでは、ごまかして適当にやるような人材が育ってしまったんですよね。

 

で、あるときそのプロジェクトが終了する時に

部下や後輩がメッセージカードみたいの書いてくれるんですが、

皆が「何ヶ月間ありがとうございました」みたいな言葉を書いてくれるやつです。

 

そのメッセージの中で、もう人生で一回こっきりです。

ある人から書かれたメッセージは私の心に一生残っています。

 

心に残った部下からのメッセージ

”とらさん

  とらさんと過ごした２ヶ月間は毎日イラつきしかしてませんでした。

  自分の都合ばかり並べて、パワーで言うことを聞かせるような姿勢は

  ほんと毎日、私のやる気を奪っていきました。

  前に指導してくれた人にはもっと暖かい指導で接してくれて、

  やる気があって生き生きとしていたのに

  とらさんと過ごした2ヶ月間はもうイラつきしかしてませんでした。

  本当にもったいなかったと思います。この2カ月間。”

 

っていうようなメッセージをくれたんですよね。

普通は、当たり障りのない

「ありがとうございました」というメッセージを送ってくれるところ、

その人だけ、そういう評価を私に下したんですよね。

 

これは本当に私の心に響きました。

 

自分に自信がなかった

今振り返ってみると

昔の私のように、立場を利用して、パワーで言うことを聞かせる時って、

自分に自信がなかったんだと思うんですよね。

 

私の言うことに従わせる自信がなかったんで、

立場を利用して、パワーでいうことを聞かせて…

まあ言い換えれば、マウントを取りたいとでも言いますか。そう言う感じだと思いますね。

 

そういうような傲慢な姿勢だったと思うんですね。

 

まあでもその時は、

私の周りにいた、同じく指導する立場の人に

そいつの私へのメッセージは共有して、

と、当時の私は、そいつのせいにしてたんですよね。

 

で、その話に、共感・同調する同僚たちだったんですよ

だから私は、なかなか変わるきっかけがなかったんです。

 

全部自己責任だと気がついた

でもあるとき

人のせいにしたら何も変わらないなっていうのに気づいたんですよね。

だから、全部自己責任だと気づきました。

 

自分に相手はかえられないけど、自分なら変えられるぞ。全て自己責任だ。

自分が悪いと思って、自分の何を変えたら相手に伝わるようになるんだろう。

相手が気持ちよく動いてくれるようになるんだろう。

っていうのも学び始めました。

 

そのときに学んだのが、コーチングだったりライティングだったりするんですよね。

コーチングもかなり役に立ちましたけど

やっぱり今思えば、ライティングがめちゃめちゃ役にたったと思います。

 

相手にどういうふうなメッセージで伝えたら、相手がどういうふうに動いてくれるか。

それってまさにライティングなんですよね。

それを文章でやるか。言葉でやるか。

身振り手振りのジェスチャーでやるか。そう言う話なんですよね。

 

そこからわたしの指導がガラッと変わりました。

 

パワーで言うことを聞かせるのではなくて、

相手が動いてくれるには、

「よし！とらのためにやってやろう！」と思わせるような、

パワーをあげなきゃいけないって言うことに気がついたんですよね。

ライティングを学んでいろいろな知識が結びついてきました。

 

返報性の原理っていうものがあります。

動いてもらいたいっていう願望があるんだったら、

まず先に部下や後輩のために、「とらのために動こう！」っていう

パワーをプレゼントしなきゃいけないって気づいたんですよね。

 

まあそんないろんな学びがあって

とらがやらかした失敗談が生かされて、

現在の良好なサイト運営につながってくるわけですよね。

 

まとめ

今回は、とらがやらかした人材育成ってことで、

失敗からも、学びがあったかなあという風に思います。

 

それがなかったら今の自分ありませんから、

やっぱり失敗を経験してそれを改善していって、今があるんだなというふうに思います。

 

今回は以上です！

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