2017/12/28

「信用買い」から「現引き」で手数料を節約!実は節約のチャンスは2回ある!?取引金額ごとの目安も一目でわかる!

 

今回の記事では、手数料節約のためにテクニックをご紹介します。

 

いろんなサイトにも記載してある内容でご存知の方もいらっしゃると思いますのが、単純に現物手数料と信用手数料の差が直接節約できるわけでもないんですよね。

 

結局「合計の手数料がいくらで、テクニックを使うといくら節約できるのか?」がよくわからなくて、実行に移しづらかったので目安として一覧も作成しましたので、ぜひ最後までご覧下さい。

 

私が使っているメインの証券会社がSBI証券ですので、こちらも証券会社のスタンダードプランの手数料を使って説明していきます。

 

信用手数料の方が現物手数料より基本的に安い!

どこの証券会社の基本的に信用手数料の方が、現物手数料より安くなっています。まずは、それぞれの手数料を見ていきましょう。

 

現物手数料を確認

10万円まで→150円

20万円まで→199円

50万円まで→293円

100万円まで→525円

150万円まで→628円

3000万円まで→994円

3000万円以上→1050円

 

信用手数料を確認

20万円まで→154円

50万円まで→206円

50万円以上→388円

 

現物と信用の手数料を比較して

50万円以上の取引になると

信用取引の方が手数料が安くなります。

 

150万円以上になったらその差は顕著です。

994ー388=606円

 

の差にもなりますから、何度も何度も繰り返すと工夫するとしないとではトータルの利益は結構変わってくるかもしれませんね。

 

現物株の手に入れる方法は、現物買いだけではない

現物株を手に入れるテクニックとして

1 まず制度信用買いをする

2 制度信用買いをしたものを「現引き」する

 

ということがよく書かれています。

上記の例ですと606円安い手数料で信用買いできますから、お得ですよね。

 

「現引き」とは、自分の持っている現金でその株を買い取ることです。

現引きは、手数料無料ですから、わかりやすくいうと

 

ほぼ信用手数料で現物を手に入れられる

 

ということですよ!

 

しかし、「ほぼ」という点に触れていないサイトもよくありますね。

 

信用買い→現引きすると最低1日分の信用金利を支払わないといけない

市場が開いている時間前に

制度信用買い+一般信用売り

でクロスしたとします。

 

そして、その日の市場が開いている時間内に現引きすると

信用買いしたものが、現物株として保有することになります。

 

しかし、一回信用買いしていますので、その日のうちに現引きしても1日分の信用金利を支払わないといけません。

 

SBI証券の制度信用買いの金利は

2.8%

です。

 

私のような市場が動いている時間帯に注文が出せない人は、最低2日分は信用金利を支払わないといけません。

さらに火曜に信用買いをして、水曜に現引きしたような場合は、金・土・日・月の4日分の信用金利を支払わないといけないんです。

祝日がある日なんかも同じように金利を払う日数を計算しないといけないんですね。

 

金利を支払う必要があるのはわかったけど、金額の目安は?

ここが重要なところですよね。

 

見た目の取引手数料は節約できても、実は信用金利の支払いでトータルの手数料が高くなってしまったなんてことになったら本末転倒です。

 

目安(1日あたりの信用金利)

20万円→約16円

50万円→約39円

100万円→約77円

150万円→約115円

200万円→約158円

300万円→約230円

400万円→約307円

500万円→約384円

600万円→約461円

700万円→約537円

800万円→約614円

 

信用金利1日分ですむ方は、700万円までの取引だったら信用買い→現引きの方が手数料がお得になります。

赤字にしてある800万円になると1日あたり614円かかってしまいますので、現物取引と信用取引の価格差の606円の超えてしまいますので、損になります。

 

1回で800万円分の取引できる方はそんなにいらっしゃらないかと思いますので、手数料を節約したい方は信用買い→現引きをするのがお得と言えそうですね。

 

※10月13日追記

SBI証券では300万円以上の日計り信用買いの金利は0%!

読者の方からのアドバイスで、日計り信用(1日以内に返済する信用取引)買いを利用すれば300万円以上の取引は金利がかからないことがわかりました。

 

上記の計算よりもさらに手数料が節約できますね!

確実にその日のうちに現引できる人は是非利用してみてください。

 

ただし、1日以内に返済しなかった場合、

①翌営業日に強制的に返済される

②信用金利5%かかる

ことは頭に入れて利用をお願いします。

 

 

一方2日分支払わなければならない方は150万円を超え300万円までの取引は信用買い→現引きの方が手数料はお得になります。

400万円以上は損になり、150万円以下は現物取引とほとんど差がない計算になります。

 

 

2日分支払っても手数料の節約になるもんですよね。

 

ここまではよく書いてある情報です…

勘のいい方はお気づきかもしれません!

 

株主優待クロス取引は、現渡で取引を終了するのが普通ですが

フライングクロスの場合は、「現物売り」する必要がありますね!!

 

そうです!フライングクロスで株主優待クロスする場合は、最初も最後も手数料を節約するチャンスがあるということです。

 

つまり

権利落ち日の市場が開く前に信用売りをして、現渡をするということです。

 

これについて記載してあるサイトはあまりないのではないでしょうか?

権利付最終日の15時を過ぎれば、フライングクロスではないタイミングでクロスした人は徐々に現渡をして処理していきます。

 

そうすると徐々に一般信用売りの在庫が余ってくるはずです。

そこでフライングクロスした人は、一般信用売りを権利落ち日の注文として入れておきます。

 

もしくは、少々の逆日歩を支払うリスクもありますが、制度信用売りを入れておきます。

どれだけ高額な逆日歩がつく銘柄でも、権利落ち日の逆日歩はかなり安いです。

※2017年12月28日追記

制度信用はその日のうちに返済すれば、逆日歩はかかりません。

信用売りした株を1日でも持ち越すと発生します。

詳しくは、↓の記事ご覧下さい。

逆日歩は制度信用売りしたその日に返済してもかかるの?
 

そして、権利落ち日の市場が動いている時間帯に現渡をすれば、現物売りをしないでクロスが処理できますよね。

 

この場合、新たに信用売りしているので、貸株金利を支払うことになります。

貸株金利の日数の数え方は、この記事の上で書いた信用金利の日数と同じです。

 

 

ハッキリ言って計算がかなり面倒くさいので、こちらも目安を記載しておきます。

制度信用の貸株金利1.15%

一般信用の貸株金利3.9%

です。

 

150万円以上の取引の現物取引と信用取引の手数料の差は606円でしたね。

この数字より小さい数字なら積極的に信用取引を使った方がお得ということになります。

 

目安(1日あたりの制度信用の貸株料)

20万円→6円

50万円→約16円

100万円→約32円

150万円→約47円

200万円→約63円

300万円→約95円

1000万円→約315円

2000万円→約630円

 

目安(1日あたりの一般信用の貸株料)

20万円→約21円

50万円→約53円

100万円→約107円

150万円→約160円

200万円→約214円

300万円→約321円

400万円→約427円

500万円→約534円

600万円→約641円

 

制度信用なら2000万円から現物と信用の手数料の差を上回ってきますので

1900万円

までの取引なら信用取引を使った方が手数料の節約になると言えます。

(上にも書きましたが、多少の逆日歩がかかることがありますので、1000株単位以上で取引する際は気にした方が良いでしょう。※1000株だと0.5円の逆日歩でも500円かかってしまいます。

 

一般信用なら600万円から現物と信用の手数料の差を上回ってきますので、

500万円

までの取引なら信用取引を使った方が手数料の節約になります。

 

一般信用ですとあらかじめ確実に計算できるので、気が楽ですが金利は高くなるのでどちらを使うかは判断に迷うところですね。

 

こちらも信用売りした日に現渡しないと2日分以上の貸株料が必要になりますので、目安の金額を参考にしながら気をつけて利用してください。

 

まとめ

株主優待クロス取引をしていけば、これから何度も取引をすることになりますし、継続すれば継続するほど利益が積み重なっていきますから取引金額も大きくなってきます。

 

今までは片道の取引だけ手数料を節約してきた方も往復手数料を節約できれば、利益が増えていくペースもかなり早くなっていきます。

 

200万円ほどの取引を往復した場合、1000円程度の手数料の節約になることもありますから、利益を出せるようになる銘柄の数自体も自力で増やせることにもなります。

 

ただ最後に今回紹介した方法のデメリットをお話しします。

それは、

 

一手間増える

 

ということです。

 

これは、私の中では非常に大きなデメリットだと考えています。

一手間増えるということは、「面倒臭くなる」ということです。

 

面倒臭いことは、継続しにくくなります。

あなたも経験があると思いますが、日常の面倒臭いことはしたくないですよね。

 

手数料が節約できると知っていてもそれをやるかどうかはまた別の話です。

正しい行動ができるかどうかは別なのです。

 

一番大事なことは、「継続すること」です。

面倒臭いと継続できないかもしれないかもしれないことは、頭の片隅に置いておいた方がいいと思います。

 

9月のようにたくさんの銘柄を一気にクロス取引する場合は、単純な現物取引を使って、10月のような利益の出しづらい月は、今回紹介した信用→現引・現渡を使って利益が出るようにするなどの使い方もいいかもしれません。

 

ご自分が株主優待クロス取引を継続するのに邪魔にならない程度、テクニックを利用していただければと思います。

 

ご質問があれば、お気軽にどうぞ!!

 

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Comment

  1. ロック より:

    いつも優待券の取得の際には、参考にさせていだだいています。
    私もクロス取引のときは信用買と現引きをして手数料を安くしています。SBIの場合で300万以上の取引の場合、信用買を日計りにすると金利がかからないのでおすすめです。

    • ikm3150 より:

      ロックさん、教えていただきありがとうございます!

      すぐ記事に追記させていただきたいと思います。
      日計り信用は、しっかりその日のうちに現引できる人はいいですね!

      返済し忘れたら5%の金利+強制返済の手数料がかかるんですね。
      そういうことを理解しつつ、上手に活用したいところですね。

      ロックさんに引き続き活用していただけるようなサイト作りをしていきますので、今後ともよろしくおねがいします!

  2. 伊東 より:

    クロス取引初心者です。
    いきなりの質問で申し訳ございません。
    楽天証券のいちにち信用でのクロス取引は出来るのでしょうか?
    移管とか難しそうなので楽天証券のみで手数料を安くクロス取引したいのですが、現引きはまだ未経験で・・・。

    • ikm3150 より:

      伊東さん、コメントありがとうございます。

      楽天証券の一日信用でクロス取引とは、現物買いといちにち信用売りでクロスするということでしょうか?

      できないことはありませんが、1日信用は文字通り1日で返済しないといけませんから翌日強制決済になってしまいます。
      楽天証券では強制決済に3000円以上のコストがかかってきますので、現実的には1日信用でクロスするメリットはほぼないと言って良いと思います。

      1日信用買いして、現引きして現物を安く保有する手段として使っていただければなと思います。
      現引きは全然難しくありませんよ!

  3. 伊東 より:

    ご返信ありがとうございます。

    楽天証券で1日信用買いしてその日のうちにすぐ現引きして現物にし、その現物と信用売りでクロスするのでも出来ますか?

    • ikm3150 より:

      コメントありがとうございます。

      その通り、できます。100万円以上の約定代金だと現物を無料で手に入れることができるテクニックになります。

  4. 伊東 より:

    ありがとうございます。
    4月は難しそうですね・・・信用売りが確保出来れば・・・ですが、実践してみたいと思います。
    初心者でちょっと不安だったのでご返答心強いです。
    ありがとうございました。

  5. あやみ より:

    はじめまして。
    いつもこちらのブログを参考に株主優待取得をしています!
    大変わかりやすく本当に助かっています。

    質問なのですが、、

    火曜に信用買いをして、水曜に現引きしたような場合は、金・土・日・月の4日分の信用金利を支払わないといけないというのはどうゆう意味でしょうか?

    市場が開いてる時間に現引きを行えば金利は1日分で良いんですよね?

    まだまだ初心者なので教えていただけると幸いです!

    • ikm3150 より:

      あやみさん、はじめまして!

      コメントありがとうございます。

      信用取引をするときにしっていないといけないのは「受渡日」という考え方です。

      火曜に信用取引するとその株が受け渡されるのは3営業日後になるんです。

      すなわち、金曜です。

      翌水曜に現引きすると受け渡されるのが3営業日後ですから、木・金・月曜と土日を数えないので月曜となるわけです。

      金利の計算は、土日も数えるんです。

      両端入れといって
      金曜から月曜まで
      金・土・日・月
      の端から端までの4日分金利を支払わないといけないのです。

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