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貸株日数とは?計算方法を初心者にもわかりやすく解説します!

 
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江藤ふゆき
江藤ふゆき:現役銀行員/日本FP協会認定AFP/投資歴20年。 保有資格:証券外務員一種、金融先物取引内部管理責任者、FP技能士2級 現在の投資状況は、株式投資、FX、投資信託(NISA・iDeCo)、ロボアドバイザー、仮想通貨など。 過去に、250万円をたった3日で15万円に溶かした経験から、徹底したリスク管理をモットーに、日々相場と共に生きています。

株主優待クロス取引でお得に株主優待をゲットしたい!!

でも専門用語も多いし、わからないことだらけなものって中々第一歩を踏み出せないですよね。

 

手数料はどのぐらいかかるの?

リスクはどのぐらいあるの?

そもそも用語がさっぱりわからないよ?

 

そんな方のために株主優待クロス取引のうち手数料に大きく関わる

貸株日数」について初心者にもわかりやすく説明していきます。

貸株日数に関連する他の用語についてもできるだけわかりやすく説明を入れていきます。

 

この記事を読めば、以下の3点がわかるようになります。

  • 貸株日数の意味
  • 貸株日数の計算方法
  • 他の用語のあらまし

わからないことだらけなら、1つずつわかっていけばいいんです。

そうすれば「株主優待クロス取引ってこんなにお得なの!?」と、びっくりするかもしれません。

やり方も少しずつわかるようになっていきます。

 

まずは「わかる」ことから始めてみませんか?

 

株主優待クロス取引とは?

株主優待の権利日に合わせて同数の株を現物買いと信用売りすることです。

 

株主優待は「〇月×日にうちの株を規定数持っていたらこの商品を送りますよ」という制度です。

普通に株を買って〇月×日を迎える場合、株価変動によっては損をしてしまうリスクがあります。

 

そこで同一銘柄、同数量の買い注文と売り注文を同時に行います。

この注文方法をクロス取引と呼びます。

クロス取引とは、ある銘柄の注文において、

同一銘柄、同数量の買い注文と売り注文を同時に発注し、約定させる取引をいいます。

参照:楽天証券 クロス取引

 

売り注文は、通常の株取引だとその株を持っていないと売ることができません。

一方、信用売りでは持っていない株を借りて売ることができます。

そのため株主優待の権利日に合わせて同数の株を現物買いと信用売りすることで、株価変動リスクを抑えて株主優待が貰えるわけです。

 

初心者が1から始める株主優待クロス取引体験談はこちら↓

 

貸株日数とは?

信用取引の信用売りを行った際に、株を借りている日数のことです。

信用買いを行った場合

信用買いは、自分の予算を担保に証券会社からお金を借りて株を購入するということです。

借りている金額と日数に応じて金利が発生します。

借りているのはお金であり、株ではないため貸株料は発生しません。

そのため貸株日数を考える必要はありません。

信用売りを行った場合

信用売りは、自分が持っていない株を証券会社から借りて売るということです。

株を借りている状態のため、株の返済が必要になります。

株を借りている間は貸株料が発生します。

そのため貸株日数を考える必要があります。

この「株を借りた日」から「株が返済された日」までのことを貸株日数と呼びます

 

初心者向けの貸株料の詳しい解説はこちら↓

 

貸株日数の計算方法は?

売建を行ってから2営業日後の受渡日を1日目として、買い戻しまたは現渡しが成立した日までの日数が貸株日数となります。

専門用語だらけですよね。

1つずつ説明していきます。

売建とは

信用売りで証券会社から株を借りて売ることを言います。

売建の株が実際に借りられるのは約定してから2営業日後となっているんです。

この2営業日後のことを受渡日と呼びます。

営業日とは

証券会社は土日祝日は営業していません。

営業日の数え方は営業している日をカウントするため、土日祝日は営業日として数えません。

買い戻しとは

売建で借りていた株を買い戻すことを言います。

通常は売建した株が値下がりして利益を確定させる際や、逆に値上がってしまい損切りをする際に行います。

買い戻しも約定してから2営業日後に株を買い戻すことになります。

現渡しとは

売建で借りていた株を、持っている同じ株で返却することを言います。

持っている同じ株とは、同銘柄・同株数のことを指します。

現渡しも約定してから2営業日後に株を返却することになります。

株主優待クロス取引では、主に現渡しで株を返却します。

受渡日と約定の関係

売建、買い戻し、現渡しは全て受渡日が2営業日後になります。

株を売買・返却した金額は約定した時の株価を元に計算されます。

そのため受渡日までの2営業日の株価変動によって約定の価格が変わるということはありません。

2020年6月の例

以下は6月のカレンダーです。

6月8日に売建を約定した場合、受渡日は2営業日後の6月9日です。

同様に6月29日に現渡を約定した場合、受渡日は2営業日後の7月1日です。

6月
1 2 3 4 5 6
7 8
売建の
約定日
9 10
売建の
受渡日
11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29
現渡の
約定日
30 7/1
現渡の
受渡日

貸株日数は「売建を行ってから2営業日後の受渡日を1日目として、買い戻しまたは現渡しが成立した日までの日数」です。

この場合は6月10日を1日目として7月1日目までの日数=22日 が貸株日数となります。

カレンダーの緑のところから緑のところまでを数えると同じ日数になります。

 

土日祝日をはさむ場合の計算方法

基本的に貸株日数の求め方は変わりません。

今度は7月21日に売建を約定し、7月30日に買い戻し、または現渡をした場合を例に説明します。

7月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21
売建の
約定日
22 23
海の日
24
スポーツの日
25
26 27
売建の
受渡日
28 29 30
現渡の
約定日
31 8/1
8/2 8/3
現渡の
受渡日
8/4 8/5 8/6 8/7 8/8

7月23日、24日は祝日、25日は土曜日、26日は日曜日のため営業日として数えません。

そのため7月21日に約定した場合の受渡日は7月27日となります。

買い戻しまたは現渡(カレンダーでは現渡としています)を7月30日に約定した場合の受渡日も同様に2営業日後の8月3日です。

 

繰り返しになりますが、貸株日数は「売建を行ってから2営業日後の受渡日を1日目として、買い戻しまたは現渡しが成立した日までの日数」です。

したがって、この場合は7月27日を1日目として8月3日までの8日が貸株日数となります。

 

株主優待クロス取引する場合の貸株日数の考え方

株主優待クロス取引する場合
  • 一般信用売りでは貸株日数を正確に計算する必要があります
  • 制度信用売りでは貸株日数を気にする必要はほとんどありません

 

信用売りは2種類あり、一般信用売りと制度信用売りがあります。

一般信用売り

証券会社が持っている株の在庫から株を借りる仕組みです。

そのため在庫切れという概念があります。

人気の高い銘柄を一般信用売りしたい場合、在庫があるうちに株主優待クロス取引をする必要があります。

銘柄によっては半年前でないと在庫がない場合もあります。

 

一般信用売りで株主優待クロス取引する場合、売建の受取日から権利落ち日の現渡受取日で貸株日数を計算します。

貸株料は貸株日数で変動するため、貸株日数を計算して正確な手数料を出すことで「この優待を取るべきかどうか」が判断できるのです。

制度信用売り

証券取引所から株を借りる仕組みです。

証券取引所は投機機関や大株主などから株を調達してくるため、在庫という概念がありません。

そのため制度信用売りで株主優待クロス取引する場合、株主優待の権利付き最終日と権利落ち日に株主優待クロス取引を行います。

つまり株主優待の権利付き最終日と権利落ち日さえわかっていれば、貸株日数と貸株料は固定で計算できるということです。

用語解説
  • 権利付き最終日:この日までに買い約定すれば株主優待が貰えるよ、という日
  • 権利落ち日:この日以降に株を売っても株主優待の権利は失われないよ、という日
2020年6月末の株主優待の例
  • 権利付き最終日である6月26日に現物買いと信用売りの約定
  • 権利落ち日である6月29日に現渡しの約定
  • 貸株日数は2日

 

代わりに、制度信用売りでは逆日歩という株の調達コストを支払う可能性があります。

制度信用でクロス取引する場合は手数料に加えて逆日歩のリスクを考えた上で「この優待を取るべきかどうか」を判断することになります。

 

したがって株主優待クロス取引する場合の貸株日数は、以下のように考えることができます。

  • 一般信用売りでは貸株日数を正確に計算する必要があります
  • 制度信用売りでは貸株日数を気にする必要はほとんどありません

 

逆日歩のわかりやすい解説記事はこちら↓

権利付き最終日や権利落ち日のわかりやすい解説記事はこちら↓

 

まとめ

株主優待クロス取引とは?

株主優待の権利日に合わせて同数の株を現物買いと信用売りすることです。

貸株日数とは?

信用取引の信用売りを行った際に、株を借りている日数のことです。

貸株日数の計算方法は?

売建を行ってから2営業日後の受渡日を1日目として、買い戻しまたは現渡しが成立した日までの日数が貸株日数となります。

土日祝日をはさむ場合の計算方法

約定日から受け渡し日までの計算方法は変わりません。
土日祝日は営業日として数えないので注意してください。

受け渡し日から買い戻し、または現渡しが成立する日までの
貸し株日数に対しては土日祝もカウントされます

株主優待クロス取引する場合の貸株日数の考え方

  • 一般信用売りでは貸株日数を正確に計算する必要があります
  • 制度信用売りでは貸株日数を気にする必要はほとんどありません

 

この記事では貸株日数にフォーカスを当てて紹介していきました。

難しい専門用語も多い株取引ですが、こうして見てみると意外と内容は難しくないと感じられたのではないでしょうか?

 

貸株日数は株主優待クロス取引の貸株料を決める大きな要素なので、計算方法はぜひ覚えておいてください。

1つ1つ用語を理解していって、株主優待クロス取引の第一歩を踏み出していただけたら嬉しいです。

 

株主優待クロス取引にはまだまだ専門用語が多いですよね。

株主優待クロス取引初心者向けの用語解説をたくさん書いていますので、是非読んでみてください!



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こんにちは!「とら」です。

お前誰だよ?って声が聞こえてきたので、

少し自己紹介しますね^^


私はみなさんと同じように本業をしながら

ネットビジネスをやっていて、

月100記事以上ほぼ自動で記事作成できるようになって

本業卒業間際

の男です。

とらのプロフィールページ

 全然センスもかけらもなかったし、

ビビって行動できないような人間でしたが


なんとか仕事をやめられるくらいの

仕組みを作ることができました。


正直な話、正しい方法さえわかっちゃえば

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もちろん、仕組みができるまでは

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