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SBI証券での優待クロス取引詳細を解説!アクティブプランを使いこなせ!

 
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江藤ふゆき
江藤ふゆき:現役銀行員/日本FP協会認定AFP/投資歴20年。 保有資格:証券外務員一種、金融先物取引内部管理責任者、FP技能士2級 現在の投資状況は、株式投資、FX、投資信託(NISA・iDeCo)、ロボアドバイザー、仮想通貨など。 過去に、250万円をたった3日で15万円に溶かした経験から、徹底したリスク管理をモットーに、日々相場と共に生きています。

優待クロス取引をする投資家にとって、SMBC日興証券と楽天証券が二強だと以下の記事でお伝えいたしました。

 

楽天証券の詳細はこちら

ですが、人気銘柄で一般信用売りの在庫が少ない状況下で、

・SMBC日興証券の17時と楽天証券の19時の争奪戦に参加

・たまに発生する放流、または補充を待ってひたすら巡回

なんて、
優待クロスの上級者にとっては簡単なようでも、まだ勝手が分からない優待クロス初心者には厳しい戦場です。

 

でも、せっかく優待クロス投資デビューしたのだから、欲しい銘柄はとりあえず取得してみたいですよね。

そんな時、SBI証券が頼りになる場合もあるかと思います。

 

SBI証券で取引できる銘柄はほとんどが短期になるため、高めの貸株料が敬遠され19時の争奪戦では穴場的な存在となることも。

 

確かに短期での貸株料は高めの設定ですが、優待クロス取引に係る手数料は貸株料だけではありません。

SBI証券の優待クロスにかかるコストを正しく把握して、いざと言う時のために賢く利用できるようにしましょう。

 

これを読めば、SBI証券の特徴がよくわかり、

・SBI証券の口座を開設していなかった人は
とりあえず、口座だけは作っておくか〜

・口座開設はしていたけどうまく活用していなかった人は
解説してあった通りやってみよ!

って思ってもらえるようになると思いますよ。

 

これから優待クロスを始めるっていう初心者さんは、目次の中から「まとめ」をクリックして、まとめをご覧になってから記事内を見てもらうと全体を把握した状態で読み進めることがでますので、試してみてください^^

 

SBI証券の手数料プラン

SBI証券の手数料には、スタンダードプランとアクティブプランの2つの手数料プランがあります。

それぞれの手数料コースは1日に一回変更することができます。

詳しいやり方はこちら(SBI証券公式HP)

スタンダードプラン

スタンダードプランは、1回の約定金額に対して手数料が発生します。

手数料は楽天証券の「超割コース」とほぼ同じ、業界最低水準の手数料となっています。

<<現物手数料>>

取引金額 手数料
5万円まで 55円(税込)
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 115円(税込)
50万円まで 275円(税込)
100万円まで 535円(税込)
150万円まで 640円(税込)
3000万円まで 1013円(税込)
3000万円超 1070円(税込)

<<信用手数料>>

取引金額 手数料
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 148円(税込)
50万円まで 198円(税込)
50万円超 385円(税込)

十分安い水準だと思います。

アクティブプラン

1日の約定代金合計額に対して手数料がかかります。

この手数料プランの一番の特徴は、

「1日の取引金額100万円までは手数料0円」

という点です。

さらに、現物買いと信用売りの約定代金は別々にカウントされます。

優待クロス取引のように権利落ち日に現物買いと信用売りを同日決済する場合、実質100万円まで手数料が無料となります。

この特徴を株主優待クロス取引として上手に利用するなら

株価が10000円以下の銘柄をクロスする際に利用します

例(1日の取引)

銘柄A

株価4,800円

現物買い

4,800円×100株=48万円

信用売り

4,800円×100株=48万円

合計約定代金

48万円+48万円=96万円

 

1日の取引金額が100万円までに収まっているので、クロスにかかる売買手数料は無料となります。(信用売りの貸株料だけかかります。)

参考貸株料

例えば、上記の48万円の銘柄を一般信用売り(無期限の年1.10%)で7営業日借りると

101円( = 480,000 × 0.011 × 7 ÷ 365 )

の貸株料です。

結局この場合(合計取引金額96万円)のクロスにかかったコストは?

101円

 

クロスの売買手数料0円+貸株料

ですからこの金額だけでクロスすることができます。

 

こうやって1営業日につき株価が10,000円以下の銘柄を1銘柄ずつクロスしていく方法がコストを最小化させるテクニックです。(もちろん、株価が5,000円の銘柄だとすると2銘柄ずつ確保していけます)

 

現物取引も信用取引も100万円を超えると一気に割高になるので株価が10,000円を絶対上回らない銘柄を選びましょう。

<<現物取引>>

取引金額 手数料
100万円まで 0円
200万円まで 1,278円(税込)
以降100万円増加毎に 440円(税込)ずつ増加

<<信用取引>>

取引金額 手数料
100万円まで 0円
200万円まで 877円(税込)
以降100万円増加毎に 440円(税込)ずつ増加

現引・現渡手数料

無料

事務管理手数料

ちょっと難しい話で細かい話なので、初心者の方は読まないでもらっても大丈夫です。

1ヶ月経過するごとに1株あたり10銭+消費税

(最低でも100円+消費税はかかります)

具体的に考えてみると

・100株なら110円(税込)

10銭×100株=10円ですが、最低でも110円かかるので、100株でも110円かかってしまいます。

・1000株でも110円(税込)

10銭×1000株=100円+消費税です。

 

なのでほとんどの場合は1ヶ月間クロスしたとしても110円で済むと考えてください。(1000株を超えるクロスは珍しいと思います。)

ちなみに2ヶ月間クロスしたら220円かかるといった感じです。

事務管理手数料に関する細かい話

1ヶ月ってアバウトだけど??と思いますよね。

6月30日に新規信用売り建てして7月31日に返済した場合

1ヶ月分事務管理手数料を支払うと考えてください。

(こんなに1日単位で気にすることはほとんどないと思いますが)

 

貸株料・信用金利

貸株料と信用金利は手数料プランに関係なく同じですから安心してください

貸株料(信用売りにかかる)

制度信用売り 年1.15%
一般信用売り「無期限」 年1.10%
一般信用売り「短期」 年3.90%
一般信用売り「日計り信用取引(※)」:通常
・1注文の約定金額100万円以上0.00%
・1注文の約定金額100万円未満 1.80%
一般信用売り「日計り信用取引(※)」:HYPER空売り
・期日超過1.80%

※「日計り信用取引」は売建て日当日に決済をするプランのため、優待クロス取引では使えません。

信用金利(信用買いにかかる)

制度信用買い 年2.80%
一般信用買い「無期限」 年2.80%
一般信用買い「短期」
一般信用買い「日計り信用取引(※)」:通常
・1注文の約定金額100万円以上0.00%
・1注文の約定金額100万円未満 1.80%
一般信用買い「日計り信用取引(※)」:期限超過
・1.80%

※「日計り信用取引」は買建て日当日に決済をするプランのため、優待クロス取引では使えません。

クロスする際は現物買いが必要ですが、こんなテクニックもあります

 

一般信用売り

種類

「無期限」と「短期」があります。

無期限

返済期限「無期限」の一般信用取引です。

特徴としては貸株料が短期より大幅に安いですが、直近の権利確定日の一般信用売り取り扱い銘柄数は短期に比べて少ないと思います。

短期

返済期限「15営業日」の一般信用取引です。

「15営業日」ですから他の証券会社とほぼタイミングは同じです。

注文受付時間は「無期限」「短期」ともに、当日の19時から翌営業日15時までとなります。

SBI証券公式HP「信用取引のサービス概要」

「無期限」「短期」取り扱い銘柄を確認する方法

SBI証券のHPにログインして「信用取引メニュー」→「一般信用売り銘柄一覧」と進むと確認できます。

 

SBI証券の株主優待クロス取引の使い勝手

一般信用売りの在庫の状況

在庫の総数的な感覚はそれほど多くはないと思います。

楽天証券の大口優遇やGMOクリック証券のキャッシュバックと比較すると手数料は高めなので、敬遠されがちです。

逆に言うと、意外な在庫が残っているケースがあります

一般信用売り補充のタイミング

19時ちょうど

毎日この時間に一般信用売りの注文ボタンの早押し競争(争奪戦)が行われています。

他の証券会社との関係

楽天証券、GMOクリック証券も同じ19時なので、どの証券会社で争奪戦に参加するか判断する必要があります。

徹底的に在庫確保にこだわるなら

一日の中で

17時 日興証券の争奪戦に参加
19時 楽天証券・SBI証券・GMOクリック証券の争奪戦に参加
19時〜20時 auカブコム証券の抽選に申し込み
20時
マネックス証券の争奪戦に参加

という風にスケジュールを組むと良いと思います。

コスト面

アクティブプランを上手に利用すれば、貸株料のみのコストにすることができます。

他の証券会社との関係性

楽天証券 大口優遇達成後はクロスの中心を楽天証券に考える
SMBC日興証券 楽天証券の準ずる位置付けとして考える
マネックス証券 人気銘柄を取りこぼした時のサブとして無期限信用を利用する
SBI証券 アクティブプランで短期を使って少しずつクロスを進める
GMOクリック証券 キャッシュバックがあれば短期で取れていないのを取っていく
auカブコム証券 現物は他の証券会社を利用する前提で抽選を申し込んでいく
松井証券 50万円以内に収まる銘柄用として利用する

 

他の証券会社との手数料の比較

現物手数料

証券会社名 1注文毎の現物売買手数料(税込)
〜10万円 〜20万円 〜50万円 〜100万円
楽天証券 99円 115円 275円 535円
SBI証券 99円 115円 275円 535円
GMOクリック証券 96円 107円 265円 479円
松井証券 0円 0円 0円 1100円
マネックス証券 110円 198円 495円 1100円
auカブコム証券 99円 198円 275円 1089円
SMBC日興証券 137円 198円 440円 880円

 信用手数料

証券会社名 1注文毎の信用売買手数料(税込)
〜10万円 〜20万円 〜50万円 〜100万円
楽天証券 99円 148円 198円 385円
SBI証券 99円 148円 198円 385円
GMOクリック証券 97円 143円 187円 264円
松井証券 0円 0円 0円 1100円
マネックス証券 105円 154円 209円 369円
auカブコム証券 0円 0円 0円 0円
SMBC日興証券 0円 0円 0円 0円

※auカブコム証券は別途、品受・品渡手数料がかかります

 

SBI証券の株主優待クロス取引以外の活用方法

IPO

企業が取引所に上場する時に証券会社に株式を引き受けてもらいますが、SBI証券はネット証券のなかでも引受数が最も多い業者です。

2019年は82社と、他の証券会社の中でも群を抜いています。

ポイント投資

SBI証券では、国内株式投資でTポイントを貯めることができます。

また、貯まったTポイントを使って投資信託の購入代金に充てることもできます!

 

まとめ

SBI証券の手数料プラン

・スタンダードプラン

・アクティブプラン

の2種類がある。

取引毎コースの手数料

・現物も信用も業界最安値水準

・事務管理費はかかる

貸株料・信用金利

・貸株料は無期限1.1%、短期が3.9%

一般信用売り

・短期と無期限の2種類がある

・短期の返済期限は15営業日

SBI証券の株主優待クロス取引の使い勝手

・補充のタイミングは19時

・コスト面は、最安水準

・他の証券会社との関係性は、楽天証券と日興証券を中心にあとはサブ的な運用が基本線

他の証券会社との手数料の比較

比較した結果、現物、信用とも業界最安水準

楽天証券の株主優待クロス取引以外の活用方法

・IPO

・Tポイント投資

で活用すると良さそう

 

SBI証券は取り扱い銘柄が少ないものの、うまく使いこなせば株主優待クロス取引の大きな武器になることはわかってもらえたと思います。

特に優待クロス初心者は、アクティブプランをうまく利用して、すこしづつ優待クロスを経験するのも良いかもしれません。

SBI証券だけではないですが、各証券会社それぞれ特色がありますから、それを十分理解して自由自在に使いこなして、可能な限り利益を最大化させたいですね。

\各証券会社の特徴を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。/

 



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こんにちは!「とら」です。

お前誰だよ?って声が聞こえてきたので、

少し自己紹介しますね^^


私はみなさんと同じように本業をしながら

ネットビジネスをやっていて、

月100記事以上ほぼ自動で記事作成できるようになって

本業卒業間際

の男です。

とらのプロフィールページ

 全然センスもかけらもなかったし、

ビビって行動できないような人間でしたが


なんとか仕事をやめられるくらいの

仕組みを作ることができました。


正直な話、正しい方法さえわかっちゃえば

誰でもできると思います。


もちろん、仕組みができるまでは

たくさんの作業と時間は必要で

そこはめちゃくちゃ頑張らないといけません。

(1クリックで楽に稼げるは「サギ」です笑)


 今までは株主優待クロス取引の情報を中心に

お届けしてきましたが、今後は優待クロスなどを活かして


本業を卒業できる方法をこれからは

情報発信していきます^^

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この記事を書いている人 - WRITER -
江藤ふゆき
江藤ふゆき:現役銀行員/日本FP協会認定AFP/投資歴20年。 保有資格:証券外務員一種、金融先物取引内部管理責任者、FP技能士2級 現在の投資状況は、株式投資、FX、投資信託(NISA・iDeCo)、ロボアドバイザー、仮想通貨など。 過去に、250万円をたった3日で15万円に溶かした経験から、徹底したリスク管理をモットーに、日々相場と共に生きています。

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